周辺の組織が炎症を起こした
「インプラントの歯周病」です
インプラントを埋入した周辺の組織が歯周病に感染している状態をインプラント周囲炎と呼びます。インプラントは天然歯と比較して、炎症に対しての抵抗力が低いため、細菌感染を一度起こしてしまうと骨吸収が急速に進行してします。自覚症状が無いため気が付いたときには重症化しているケースも多いため、定期的なメンテナンスによる予防が大切です。
インプラント周囲炎の治療
PMTC
ブラッシングだけでは落としきることができない汚れを、専用の器具を使用して徹底的に洗浄します。インプラント周囲炎による感染を広げないためにも、清潔な状態を確保します。
内服
化膿止めなど抗生物質を服用することで炎症を抑えます。軽度の場合であれば炎症を抑えることができますが、重度の場合は他の治療法を検討する必要があります。
外科処置
重度の炎症の場合は、外科処置によって炎症部分を切除することも検討する必要があります。場合によっては埋入したインプラントを除去するケースもございますので、そうならないように日々のメンテナンスが大切です。