治療後のメンテナンスについて
毎日の地道なメンテナンスが
インプラントの寿命を延ばします
インプラントを長く使い続けるためには、治療後のメンテナンスが何よりも大切です。少しでもインプラントの寿命を延ばすために、メンテナンスの重要性や、日々のメンテナンスについてしっかりと理解し、継続するようにしましょう。当院でインプラント治療を受けた場合は、2~4ヵ月に1度の定期メンテナンスをご案内しています。
TROUBLE
こんな症状はありませんか?
- 歯ぐきが赤くはれている
- 歯ぐきから膿が出ている
- 歯ぐきから出血がある
- 歯ぐきが痩せてきた
- インプラントが痛む
- インプラントがグラグラする
このような症状がみられる場合は
インプラント周囲炎の可能性があります
インプラント周囲炎とは
周辺の組織が炎症を起こした
「インプラントの歯周病」です
インプラントを埋入した周辺の組織が歯周病に感染している状態をインプラント周囲炎と呼びます。インプラントは天然歯と比較して、炎症に対しての抵抗力が低いため、細菌感染を一度起こしてしまうと骨吸収が急速に進行してします。自覚症状が無いため気が付いたときには重症化しているケースも多いため、定期的なメンテナンスによる予防が大切です。
インプラント周囲炎の治療
PMTC
ブラッシングだけでは落としきることができない汚れを、専用の器具を使用して徹底的に洗浄します。インプラント周囲炎による感染を広げないためにも、清潔な状態を確保します。
内服
化膿止めなど抗生物質を服用することで炎症を抑えます。軽度の場合であれば炎症を抑えることができますが、重度の場合は他の治療法を検討する必要があります。
外科処置
重度の炎症の場合は、外科処置によって炎症部分を切除することも検討する必要があります。場合によっては埋入したインプラントを除去するケースもございますので、そうならないように日々のメンテナンスが大切です。
メンテナンスの重要性について
インプラントの機能性を保ち
長く噛み続けられるように
インプラントの大きな特徴は、自分の歯のようにしっかりと噛むことができる機能性です。入れ歯やブリッジのように周囲の歯に頼ることなく、埋め込んだインプラントと骨をしっかりと結合することで、自然な噛み心地が得られます。しかし、インプラントは決して安い治療ではなく患者さんに費用的な負担も大きくかかってしまいます。費用をかけて治療したインプラントだからこそ、長持ちさせるために、自分の歯と同じように正しいメンテナンスが重要です。
当院のメンテナンス
プロフェッショナルメンテナンス
インプラント検査
インプラント周囲炎の有無や、インプラントの動揺度、歯周ポケットの深さなどについて詳しく検査します。周囲炎がある場合はすぐに治療をしていきます。
クリーニング
インプラントの周りの歯を含め、お口全体が清潔になるようSRPなどの処置を行います。普段のブラッシングでは落とせない汚れまできれいにしていきます。
ブラッシング指導
インプラントは人工歯と歯ぐきの間に隙間が空きやすく、汚れが溜まりやすいため、正しいブラッシングが必要不可欠です。お口に合わせたブラッシングを指導します。
セルフメンテナンス
ブラッシング
自分のお口に合わせたブラッシング方法を身に着け、丁寧に実施することが大切です。継続して毎日しっかりと行うようにしましょう。
清掃補助用具
歯の隙間は歯ブラシでは届きにくく汚れが溜まりやすいため、フロスなどを使用してしっかりと汚れを落とすようにしましょう。
食習慣の見直し
間食が増えたり、食べている時間が長かったりすると、汚れが溜まりやすくなります。食習慣を見直し、お口に良い習慣を身につけましょう。